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  • 2008.06.03 Tuesday
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2.0って

最近、Web2.0という言葉すらめったに聞かなくなりました。

ちょっとWikipediaを探ってみると、
「新世代のものを表すジョーク表現として、本来規格やバージョンとは無関係であるものの名称に「2.0」を付与する流行を作った言葉でもある。小数点以下1桁まで含めた表記であるが、そのことにも特に意味は無い。
俺2.0、鍋2.0など日常生活を刷新することを目標に掲げたものから、DoCoMo2.0など商業的なキャッチコピーまで幅広く浸透している。」
という記事があがっていました。

なるほど。

オライリー氏は、どう受け止めているのか・・・
案外、このブームにニヤニヤしているのに違いない。


Docomo 2.0

Web2.0のことを書いているブログですが、
どうしてもDocomo 2.0のことを書きたくなりました。

いわゆる905iの発売とあわせるかのように、
Docomoから『Docomo 2.0』というのがアナウンスされました。

1.0はあるのでしょうか?

こんな話はよくされていましたが、
2.0になると、三菱電機の撤退、ソニーの撤退、
そして、次はおそらく富士通の撤退。

どうするシャープ、そして、NEC 松下連合。

やはり、2.0のハードルは高かったか。

スクリーンスクレイピングの定義

ちょっとWeb2.0から離れます。

以前、記事で、
「スクリーンスクレイピングからWebサービス」
という記事を書いたところ、
どうやら評判がいいようなので、
ちょっと特集で書いてみます。

とあるSNSの日記でスクリーンスクレイピングについて書いたところ、
これまた、非常に問い合わせ、コメントが多かったです。

しかも、問い合わせ・コメントした人は、
どうみても一般人。

一般人と言う定義も不明ですが、
いわゆるネット社会や情報産業に従事している人ではありませんでした。


スクリーンスクレイピングとは何でしょうか。

まず、辞書の意味です。

スクリーンは画面を指します。
もちろん、コンピュータの画面であり、
特に、Webブラウザの表示された画面ということです。

スクレイピング(scraping)は、削るとかこするという意味があります。

イメージ的には、足ふきマットで靴底をぬぐったり、
パワーショベルで、地面を削ったり、
とれそうなかさぶたをはがしたり、
そういうイメージです。

スクラッチ(カード)というのも、
語源は同じになっています。

コンピュータの表示画面を削る、とはどういうことでしょうか。

コンピュータの表示画面は、文字が表示されていても、
これは、画像でしかありません。
どこかに表示のもとになるテキストデータがあるはずです。

画面で表示されている文字を
表示前のデータから抜き出す技術がスクリーンスクレイピングです。

例えば、Googleでキーワードを検索します。

その検索結果の順位一覧をテキストデータ化して、あとでExcelにまとめる、
というようなプログラムが、
スクリーンスクレイピングを行っているものです。

Netscapeとは?

Netscapeは、黎明期のWebブラウザを開発し、設立された会社です。
ブラウザの名前でも、Netscape Navigatorというものがあります。

この会社は、MicrosoftがパソコンのOSで圧倒的なシェアを持って
それ以外のアプリケーションソフトでも優位に立ったのと同様に、
インターネットの世界で、一つの入口であるWebブラウザを支配することで、
インターネットを用いるサービスを牛耳ることを目的としていたようです。

この会社の功績は大きく、
JavaScriptというブラウザで動作するスクリプト言語を開発・普及させたのも、
Netscapeなのです。

世の中のほとんど全てのブラウザは、
Mozillaというコード(正確にはUser Agent)を名乗っていますが、
これは、Netscape Navigatorの前身のコードネームです。

ただし、次第に、一部表示できない、という問題があったり、
MicrosoftのInternet Explorerのシェア争いに敗れるなどし、
オープンソース化をするに至りましたが、
最終的には、AOLに買収されました。

今は、Netscpae Navigatorの流れをくみ、
ソースコードを大幅に改変して提供されている
Firefoxというブラウザが急激にシェアを伸ばしています。

でも、オライリーが言う「Web 2.0時代」に覇者となったのは、
MicrosoftでもAOLでもFirefoxでもなく、
Googleという新しい観点を持つ会社だったのです。

プラットフォームとしてのWeb



オライリー氏の論文
「Web 2.0:次世代ソフトウェアのデザインパターンとビジネスモデル」
では、第1章は、
「プラットフォームとしてのWeb」
というタイトルがつけられています。

「プラットフォームとしてのWeb」とはどういう意味でしょうか?

???です。

この後の説明を読んでも、よくわかりません。

イメージ的には、
オライリー氏がいうところの「Web 2.0企業」は
Webを商品・サービスとしているのではなく、
単に、「本来のサービスを提供する場」としているだけ、
という感じでしょうか。

古くは、パソコン通信の時代、
ネットワークを提供することがサービスでした。

この段階で、有名かつ成功したのは、
niftyといったサービスでしょう。

そして、インターネットの時代にも、
ISP(インターネットサービスプロバイダ)という企業は、
インターネット接続を提供することがサービスでした。

この段階で、有名かつ成功したのはNECのBiglobeなどでしょう。

このあたり、アメリカでは、AOLなどが該当するのでしょうか。
(アメリカ事情に詳しくありませんが)

それを打ち破ったのが、
NetScape社ということです。

ただし、Netscape社は
「プラットフォームとしてのWeb」を掲げていても、
Web 1.0の典型的な企業である、
と述べられています。

stickiness(個々のサイトに対する顧客の忠誠度)からsyndication(サイトの垣根を越えた連携)

インターネットでニュースを見るのに、
新聞社やテレビ会社のWebサイトに行っていた時期がありました。

確かに、情報は新鮮で便利です。

しかし、今は、Yahooでニュースを見ても、
gooでニュースを見ても、同じデータソースからのデータが表示されます。

表示しているサイトとは別のサイトと連携しているからです。

これからは、どこのサイトを表示しているか、
というのは問題にならずに、
どの情報を入手しているか、どのサービスを利用しているか、
というのが重要になってくるということです。

代表的な例に、Google Mapを使ったマッシュアップというものがあります。

Google Mapの機能を利用して、
そこに重ねあわせて別のサービスを提供しているというものです。


ディレクトリ(分類学)からタグ付け (人々による分類"folksonomy")

ディレクトリとは、ポータルサイト(以前のYahoo)は分類を行って
Webサイトを整理していたことを指しています。

もちろん、現在でもディレクトリ分けはされていますし、
GoogleもWebサイトのディレクトリは作成しています。

ディレクトリでのみ整理されていた時代では、
Webサイトは、ポータルサイトのディレクトリに登録されることが
アクセスしてもらうための主要な手段となっていました。

Webサイトが天文学的に増加したこと、
それに対する検索サイトの興隆で、
ディレクトリの相対的価値は低下しました。


一方、今注目されているのは、「タグ」です。

タグとは、分類なのですが、
従来の分類は、先に分類のカテゴリが定められ、
そこに、該当するものを当てはめていたのですが、
タグでは、コンテンツ作成(提供)者が自由に分類する見出し(タグ)を
作成することができます。

主として、キーワードやタイトルがつけられることになります。

これは、検索ツールがあることを前提として、
タグをつけることで分類を実現しているとも言えます。


コンテンツ管理システムからwikis

コンテンツ管理システムの説明をする前に、
伝統的なWebサイトの考え方を説明します。

Webサイトは1枚のHTMLによるページがあり、
それらがリンクすることで構成されています。

1枚のHTMLは、文章や画像といったコンテンツと
それらの配置といったデザインが同時に記載されています。

このコンテンツとデザインを分離して、
コンテンツとデザインのテンプレートを管理するという考え方が、
「コンテンツ管理システム」です。


これによって、HTMLの知識がなくても、Webサイトを構築することができますし、
異なる部署が、それぞれWebサイトを構築しても、
統一的なデザイン(ユーザインタフェース)となります。


Wikiは、主としてWebサイトのコンテンツを
様々なメンバーが書き換えることを想定した仕組みのことです。

実際には、コンテンツ管理システムの一部と見なすことができます。

Wikiの特徴は、「いつでも、誰でも」追加・更新できる点にあります。

パブリッシングから参加

Webサイトにコンテンツを追加・修正・削除する場合は、
HTMLファイルを作成・修正・削除して、
Webサイトを更新するのが従来のやり方(パブリッシング)です。

それが、ブログを代表するWeb上のサービスでは、
アカウントを取得するだけで、
HTMLを意識せずに、Webサイトにコンテンツを追加・修正・削除することができる
という新しいやり方(参加)になって来ているということです。

スクリーン・スクレイピングからWebサービス

スクリーン・スクレイピングとは、Webサイトのページを
プログラムにより取得・操作することで情報を得る仕組みです。

例えば、Yahoo MoneyLookというサービスがあります。

これは、複数の銀行口座の残高を一画面に表示するサービスですが、
実際には、
・ログイン画面を表示
・ログイン処理(パスワード入力)を行う
・残高確認処理を行って残高を表示
・表示された画面のデータを利用
という実際の画面操作と同じことを行うことで実現しています。

もちろん、銀行ごとに異なるプログラムが必要ですし、
画面の配置が変れば、
取得・利用するプログラムも修正しなければなりません。


Webサービスというのは、
スクリーン・スクレイピングと実現した結果は同じです。

ただ、Web上のデータをプログラムでやりとりする
専用のインタフェース(実際にはXML)を設けている点で、
汎用性が高く、プログラムに適した方法になっています。
(その他にも利点がいろいろありますが、それは後ほど)

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